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ルービックキューブ

ルービックキューブのそろえ方について改めて書き直してみました → ルービックキューブの各キューブの呼び方 からスタート

以下の記事は過去のものです(解き方は基本的に同じです)



Rubik's Cubeもどきを買ったので、解法サイトをいろいろ見てみました


結論的には、Layer by Layer(LBL)法が一番よさそうなので、それを参考にしつつ記憶方法を考えることにしました

このページでは、そもそも普通の手順記法を使用していません。(RとかUとかFとか。)ルービック キューブを長くやりこむ予定の方は、このページを参考にしない方がいいかもしれません。解けない人がただ解ければいいだけなら、覚えやすくて参考になると思います。さて、まずは動きの覚え方から。数字で覚えます。はじめがこうだとします。見やすくするためにちょっと傾けていますが、手前にオレンジが来ていると思ってください。

右側をむこう向きに回すと、

こうなりますよね。

これが1です

右側から順に1−2−3−4と並ぶイメージです
4 左を向こう側に3 左を手前に2 右を手前に1 右を向こうに

手前のキューブを回すとき
反時計方向、上から見て左なら6時計方向なら5

上のキューブを回すとき
反時計方向ならA時計方向なら9

これだけ変則的です
真ん中を上に真ん中を下に

7,8は出てきません。キューブの向こう側で回しにくいから。Aは16進法で10をあらわすときのものです。9の次です。底を回すのは同じ理屈で行くとBとCなのですが、7,8と同様回しにくいので使いません。
数字はすべて右手側から並んでいます。1−2−3−4とか、5,6とか、9,Aとか。
最後に出てきた真ん中の列を回す動きは、最後のステップでしか使わないので、別に覚えることにして何とか乗り切りましょう。

まとめると黄色を上・オレンジを手前に持った時、(下の写真だとわかりにくいですが、9,Aは上面のキューブですよ。向こう側のキューブではありません。)

解法とその覚え方

  1. さて、ではそろえていきましょう。まずどこか一面について十字になるようにそろえます。持っていきたいキューブを、影響がないように退避させておいたうえで、置きたい場所が迎えに行くというイメージです。ここはそう難しい段階ではないので、特に決まった動かし方はありません。写真では白で十字ができました。
  2. さらにその面の角(コーナーキューブ)もそろえて一面は完成させます。横の面との関係も間違えないように。この段階ではまだそろっていないところが多いので、そろっていない場所を利用してバンバン回して必要なところだけそろえていきましょう。写真では白の面が完全にそろいました。横もです。ここまで来たらそろった面を下に持ち替えます。
  3. 完全にそろった面を下に向けなおし天地をひっくり返すと、当然センターの色が変わります。選手交代です。写真では、白がそろったので下にすると、上面に(少なくともセンターに)黄色が来ました。横面のセンターキューブの色は当然すでに下面のサブキューブ(2面だけ出ているキューブ、エッジキューブとも言う)の色とそろっているはずなので、次の段階として中央の段のサイドのサブキューブ4個をそろえます。上面のサブキューブを手前の面の左横に持ってくることを狙ういます。写真を参照してください。上から横にコロンと回すのですが、すでにそろっている他のキューブに影響がないように注意する必要があります。動かし方は「あ!よく咲く、ごあん(ご飯)!」(A4939-5A6)です。この動かし方なら、正面の色が変わらないまま、上段にあったサブキューブが左中段に降りてきます。下の写真で、赤が手前だと思ってください。赤と青でできたサブキューブの、手前にある赤は、もともとあった上段でも、横に持ってきても、手前が赤のままにしたいですよね。このときこの動かし方を使います。左横に持ってきたいサブキューブがない時は、関係ないキューブを使って根気よく動かしているとそのうち欲しい向きになったキューブが上面横に出てきます。−>動画
    • 上面のサブキューブを左に持ってくるときにこの動きを。中段に、位置が間違ったサイドキューブがすでに入ってしまっているときは、これで上面に押し出すこともできます。
    • ちなみに、この手順は、代わりに「え〜よ、え〜さ。クコくくろう」(A4A3-95996)でもできます。
    • 実はこの動作を左右対称で行うと、サブキューブを上段から手前右横に持ってくることもできます。慣れてくればそれで時間が節約できます。(A4939-5A6)を(91A2A-695)にするということで、いつも「あ!よく咲く、ごあん(ご飯)!」を唱えながら頭の中で左右を取り換えて動かすようにしています。間違いやすいので、慣れるまではこの手は使わないほうがいいかもしれません。とにかくこれで下2段が完成しました。
    • ちなみに、この左右対称手順は、代わりに(9192-A6A5)でもできます。
  4. 次は一番最初と似ていますが、上段に十字を作ります。動かし方は「Go!行く2M」(5192A6)です。この動かし方で、上面右のサブキューブが、上の色を変えずに、上面向こう側に移動します。なので必ず上面右にそろえたい色が来るようにしておいてこの動きを使います。そろえたい色が全くない時も気にせずこの動きをすれば一つ現れるので、さらに2回この動きをすれば、最終的に十字にすることができます。−>動画
    • 上面右のキューブが上に。
    • 一文字になった状態を経由し、もう一度この動かし方を使うと、(黄色の)十字が上面に完成します。コーナーは何色でも(黄色でも)OK。
    • (補足)もう少し正確に説明すると、この動かし方で、右のサブキューブが向こう側に行く以外に、左のサブキューブは固定されて動きなし、上面向こう側のサブキューブの側面が手前サブキューブの上面、手前サブキューブの側面が右サブキューブの上面に移動することになります。最終的に十字にするわけですから、その一歩手前は必ず横一文字になります。まずはこれを目指します。
    • (補足その2)ではその横一文字になるのはどういうときかというと、一歩手前が上面左サブキューブの上面と、上面手前サブキューブの側面が狙いたい色になっているときなんです。この時は上面向こうのサブキューブ上面が狙いたい色になっているはずなので、この時上面には向こう側のサブキューブ−センターキューブ−左サブキューブのみっつで上面Vの字になっているはずです。上面をどの向きにおいてからこの動かし方をするかは、慣れたらいろいろ試してくださいね。
    • (余談)ちなみに、Vの字になった時に、手前右にそのVが来るようにしておいて、「Go!行く2M」(5192A6)の「5と6を手前1列ではなく手前2列をいっぺんに回す」と、一気に上面の色がそろいます。慣れてきたらやってみてください。
  5. 次は上面の色をそろえます。ただしこの時上段のサイドの色はそろえないので、気にする必要がありません。動かし方は「市、あ!兄!愛兄」(1AA2-A1A2)です。この動きでは、上段右上のサブキューブが上の色を変えずに左下に移動するのと同時に、右横手前、手前左、左横奥が上面に出てきます。ですから、右上にそろえたい色を置いてこの動きをしていけばいいのですが、必ずしも一回では上面全部がそろいません。繰り返しになりますが、上面コーナーキューブのうち一つだけ色がそろっていて、残りの3キューブは先ほどの右横手前、手前左、左横奥にあることが理想です。上面コーナーが2か所そろっていたり、逆に全くほしい色が上面に出ていないときは、まずは上面コーナーキューブで色のそろった場所が一つだけになるように狙って回せば、そのあと1回か2回で上面の色がそろいます。−>動画
    • 同じキューブを左上と右上から見たところ。マルの面がこの動かし方で上面に来る。
  6. ラストスパートです。一番ややこしい動かし方、「市国兄御、いい兄あ!市国6」(192A25-11A2A-1926)です。この動かし方をするときには決まりがあって、下段2段に加え、上段コーナーキューブ2か所も(3か所でもよい、つまり全面そろっていてもよい)そろっている面を必ず左側にすることです。これでこの動かし方をすれば、上段コーナーキューブはすべてそろうはずです。どれもそろっていないときも、2回この動かし方をやればそろうはずです。−>動画
    • この動かし方をすると、上面左側のコーナーキューブ2個の向きや場所は変わらず、上面右側のコーナーキューブ2個の向きや場所がお互いに入れ替わっていくのです。ですから動かない左側を固定しておくことが大事なわけです。もちろん、上面サブキューブは影響を受けてしまいますが、そこは次のステップでそろえますので大丈夫です。
    • ここでは、説明のために左右それぞれ傾けていますが、赤が手前です。
    • (余談その1)ここから先二つのパラグラフは、余談です。用のない方は飛ばしてください。さて、上段コーナーキューブの向きをそろえるときに、色がそろっているペアを探して左側に向けてから回していきます。ところが、どこもそろっていないときはそのままの状態で一度手順を使うことでやっとペアができるので、それからそのそろったペアを左側にしてもう一度手順を使う必要があり、二度手間です。そこで、別の手順の登場です。まったくそろっていないときには、次の回し方で一気にそろえることができます。「Go!い兄あ!市国6。市国兄御、色」(51A2A-1926-192A25-16)です。先ほどのと似ていますね。この動かし方はオプションですので、他の動かし方を覚えて慣れてからできるようになれば十分です。オマケの話だと思ってください。
    • (余談その2)この回し方を使うと、上面対角にあるコーナーキューブ同士が位置を交換します。同時に別の二つのサブキューブも位置を交換するのですが、本題からはずれるので詳細は省略します。さて、ペアがない状態というのは、実は隣り合う上面コーナーキューブ2個ずつが、お互いに入れ替わった状態しかありえないのです。ですからこの手順を使うことでその状態を解消し、一気に色がそろうというわけです。
  7. 最後の仕上げは非常に変則的なのですが、覚え方が「2-1-1、2-1-1、2」となります。具体的には、全部そろった側面を奥にもっていったうえで、中央列を上に(真ん中を上)2回、Aを1回、中央列を「下に」(真ん中を下)1回。さらにAを2回、中央列を上に(真ん中を上)1回、Aを1回やるとほぼそろいましたので、最後に中央列を上に(真ん中を上)2回回せば完成です。−>動画
    • 標準手順?だけを使うなら、「家、行く行く家、2Aいい?」(1A-19191A-2A11)でもよさそうです。この場合3つのサブキューブは反対方向に回っていくことになります。
    • ちなみに、「い!行く行く!にあにあ肉に!」(1-1919-2A2A292)でも同じですが、覚えにくいので却下。
    • この動きでは、上面サブキューブのうち手前、左、右の3か所を、上面の色を変えずに時計回りに入れ替えていくことができるのです。下の写真では、手前が赤ですよ。

復習・覚え方

覚えるのは5手順です。これなら何とかなりますよね。語呂合わせで覚えやすいですし。とにかく自力で1面は完全に揃えたら上下をひっくり返し、スタートです。

  1. あいうえおの「あ」で始め、咲いているお花をおかずにご飯を食べます。・・・「あ!よく咲く、ごあん(ご飯)!」(A4939-5A6)で上面サブキューブを左サブキューブに移動。ご飯の「は」ですが、8は使わないので「は」の中の「あ」だと覚えましょう。慣れてくれば左右対称の手順も使って時間短縮ができます。
  2. ご飯を食べ終わったので外に行きましょう。2Mってなんでしょう。・・・「Go!行く2M」(5192A6)で上面に十字を。上面右のサブキューブが上面奥へ移動することを念頭に。
  3. 戦国時代の姫に市の方っていました。(織田信長の妹ですね)。きっと兄妹で仲が良かったのでしょう。(勝手な想像)・・・「市:あ!兄!愛兄」(1AA2-A1A2)で上面の色をそろえる。上面右奥のコーナーキューブと、右手前、手前左、左奥が上面に出てくる。どれが上に来るか判断する必要があり面倒ですが、その代わり手順は最も簡単で回しやすいです。何回かやる必要がありますが、苦になりません。
  4. 引き続き姫の登場で、市の方が故郷で兄を褒めたたえます。最後に変な6がありますが、これをやらないときれいにそろわないので忘れることはないでしょう。・・・「市国兄御、いい兄あ!市国6」(192A25-11A2A-1926)で上段コーナーキューブもそろう。左面のコーナーキューブは動かないので、あらかじめ色をそろえておく必要があります。(そろった面がない時も一回この手順をやればどこかそろいますから。)
  5. ここまでくれば終わりも同然。真ん中の列を動かす変則的な動きに、覚え方も変則的ですがもう大丈夫です。動かす前にそろった面は奥にしましょう。「2-1-1、2-1-1、2」で仕上げ、上段サブキューブがそろって完成。数字の羅列ですが、わりと覚えやすいです。さいごなので、「家、行く行く家、2Aいい?」(1A-19191A-2A11)で仕上げてもいいでしょう。

別解1・トリガーを使う手順

  • 右トリガー(192)、持ち替えての左トリガー(4A3)を利用した別の手順もあります。特に側面のサブキューブをそろえる手順などは、トリガーを活用したこのやり方の方が覚えやすい気がしてきました。
    1. 黄色センターを上にして、その上下左右4か所を白にする。(ヒナギクを作る)
    2. サイドのセンターキューブを意識しながら、今そろえた白を4つとも下面に落とす
    3. 上面のコーナーキューブを、落としたいところの上面に持ってきたうえで、
      1. 白が右面にあれば右トリガー…