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カレドニアン・スリーパー

カレドニアン・スリーパーに乗ろう


2018年4月、カレドニアン・スリーパーに乗った際の経験です。カレドニアン・スリーパーとは、ロンドンとエディンバラ等の間の夜行寝台列車です。(ベッドではなく椅子という選択肢もあります。)

 切符の購入

まずはRailcardのサイトでTwo Together Railcard(£30.00)を購入しました。行程上ブリットレールパスでは得にならないと考えたからです。ただ、このカードを使って全3.5往復分のチケットを買ったのですが見せろと言われたのはパディントン駅からオックスフォード駅への往路の一回だけでした。チェックは結構いい加減なようです。
次にCaledonian SleeperのサイトでエディンバラからロンドンまでFirst ClassのFixed Advanceで二人分£231(定価だと£370くらい)のチケットを買い、メールで送られてくるスキャンコード付きのものを印刷しておきました。


 Edinburghでのラウンジ

Edinburgh Waverley駅発は23:20ですが、それまでラウンジが利用できます。

Virgin Trainのラウンジ(入り口は待合所がある駅建物の裏側、東側)が21:00で閉まり、そのあと入口を南側に移してCaledonian Sleeper利用者向けのラウンジとして開きます。(駅地図、真ん中オレンジの下側)

カレドニアン・スリーパーのサイトを見る限りではFirst Classだけの特典にも見えますが、入室にあたって、切符を確認されませんでした。そもそも受付らしきところもなく、たまたま?出てきた人にわざわざ「見せなくていいのか」と聞いたのですが、いいのいいのという感じでした。このラウンジにはビジネスマンらしき先客が一人おり、そのあともうひとり来ただけで非常に空いていました。


 乗車と社内

出発が近づいてくると声が掛けられるため、ホームに向かいます。割とすぐ近くで、ラウンジにはほかに二人しかいなかったはずなのに数十人がいて並んでいました。ただこれは改札のためというよりも利用経験の有無や翌朝の朝食の説明という感じでした。
First Classのため部屋も広く使え、スーツケースも広げることはできないもののそのまま室内に持ち込んで問題ないものでした。夜も遅かったためすぐベッドにもぐりこみます。(↓手前右にスーツケースが置いてあるのですが、映らないくらい)

ほぼ6時間ぐっすり寝て起きることもなく、翌朝快適に目を覚ました。ところが携帯で確認したところ6:00近いのにまだ湖水地方を走っているではありませんか。サイトを見てみると技術的な問題で220分遅れとのこと。そのうち車掌が回ってきて到着予想時刻と、CreweでVirgin Trainの列車に乗り換えることも可能だがどうするか聞かれました。ロンドンに着いたらすぐ今度はコッツウォルズに行く予定だったため、乗り換えることに。乗り換えた先の席は自分で見つけるしかありません。何十人も乗り換えたため席の確保が大変でしたが、何とか二等に席を確保できました。



 London到着

First Classはラウンジが利用できるためロンドン・ユーストン駅に到着後Virgin Trainのラウンジに行き、シャワーを浴びました。ちなみにシャワーはラウンジ入室の際利用希望を申し出るとバスタオル一枚を貸してくれるだけなので、着替え以外にボディタオルを持っているといいかもしれません。また利用者が多いと、部屋が開くまで並んでいる必要があります。タイミング的にカレドニアン・スリーパーからの乗客が多く少し待たされました。ラウンジ自体も、ロンドンだけにそれなりに混んでいました。シャワーにはシャンプーとボディソープがぽんと置かれているだけでシンプルですが、広さはあるためスーツケースを持ち込むこともできます。


 返金

その後カレドニアン・スリーパーのサイトにDelay Repay Formというページがあったため申し込んでみたところ、速攻で返事があり全額払い戻しとなりました。2時間以上の遅延の場合、全額戻ってくるようです。予約番号がわかっていれば非常に簡単に申し込め、しかも全額対象だったためちょっと驚きです。後でクレジットカードを確認したところ、本当に100%戻ってきました。つまり、ただで乗れてしまったわけです。