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380XD

IBM Thinkpad 380XDでTinycoreを動かす

MMX Pentium 233MHz, メモリ96MB、HDDは換装済、CDドライブあり。

  1. CD-R/WにTinycoreを焼く。CD-Rでないのは、バージョンが変われば焼き直す予定のため。
  2. CD-R/Wを入れて電源を入れれば特に設定しなくても起動ディスクとしてこちらから起動する。ただしxvesaでは正常に表示できない。なお、一度でCDを読みにいかないときはctrl-alt-delで再起動してみる。
  3. grubの選択でtabキーを押して、ブートコードにtextを追加して起動。
  4. コンソールから>tce-load -iw Xorg-7.7でXorgをインストールし、>startxでXを起動。今度は正常に表示する。
  5. 後はいつもの通り。ダウンロードしたtczをとっておくなら、ハードディスクにコピーを。
  6. メモリが少ないので、あまりいろいろやっているとスワップで止まってしまう。そうなるまでは、ブラウザも普通に使える。

 Xorgで

上記の通りxvesaはだめですが、Xorgなら使えます。解像度設定のため起動時にfb800x600のオプションをつけ、選択画面でフレームバッファを選びます。どちらにせよメモリはほぼ使い切ってしまいます。

 Microcoreで

メモリが厳しいのでXをあきらめMicrocoreでコンソールを使ってみます。appbrowser-cliというのがあるので、コマンドラインからtce-loadとやらなくてもすみます。ネットにもつながりますが、その後の使い方で思案中。

bterm

Microcoreのコンソールで日本語表示をするために、debianのbtermunifont をお借りします。
パッケージからar x hogehoge.debしたあとtar xzvf data.tar.gzとかで本体を展開して、btermとunifont.bgfだけ取り出します。ユーザー権限で起動できるよう(参照サイト)、>sudo chown tc /dev/tty0とかやっておけば、>bterm -f unifont.bgfでbtermが起動します。ただ、Microcoreで日本語が使えるパッケージは限られます。

nano

nanoを使えば日本語テキストファイルの表示はできそう。tczがあります。ただしTERMの関係でエラーが出るので、>export TERM=linuxとやっておく。ただ、下の2行のhelpがうまく表示されないし、日本語入力もできないのでちょっと見ができるくらい。

w3m

btermと同様にdebianのw3mパッケージを借りてきて、さらにライブラリの関係でgc.tczとgpm.tczを入れ、TERMも設定すればbterm上でw3mが使えました。/usrと/libにファイルが分散しますので、mksquashfsでパッケージ化するといつでも使えるようになります。(squashfs-toolsを入れておいて、w3mのdata.tar.gzを展開し、そのディレクトリに対して>mksquashfs hogehoge w3m.tczとかするだけ(→本家wiki))ただし、sslなどでエラーが出ます。

jfbterm

btermではフォントに下線が付いてしまうなど、表示がおかしくなるため定番のjfbtermを試してみました。jfbtermはwheezyでは見つからず、squeezeからです。また、フォントは別途unifont.pcf.gzを借りてきます。jfbterm.confのフォントの箇所をいじって一番最後の行を利用しunifont.pcf.gzにし、/dev/consoleの所有者をtcに変えれば、btermと同様jfbtermもうまく起動しました。画面の崩れもないのでおすすめです。

ところで

上ではデバイスの所有者をtcに変えることにより起動できるようにしましたが、#chmod u+s /usr/bin/jfbtermとやるのとどっちが正解なんだろう?

未処理分

if you have kmaps.tcz installed, you can use this bootcode to set the default console keymap. The console keymap is also used by the tiny X servers (Xvesa and Xfbdev), but not the larger X server Xorg.

 380XD参考