http://distro.ibiblio.org/tinycorelinux/welcome.htmlより
高速。簡単。好きなものだけ組み合わせて使用。高拡張性。
Tiny Core Linuxへようこそ
Tiny Core Linuxはグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を持ちながらも基本部分がとても小さい(10MB)リナックスディストリビューションです。カーネルは2.6で、Busybox、TinyX、Fltkを採用しています。基本部分はすべてメモリ上にロードされ、起動時間も非常に早くなっています。GUIを省略し6MBしかないMicro Core Linuxもあわせて提供されています。Micro Core Linuxはコンソールベースのインターフェースですが、Tiny Core Linuxの拡張システムを利用することができます。
基本部分だけでは完全なデスクトップシステムではありませんし、すべてのハードウェアに対応しているわけではありません。最低限のXデスクトップと有線のインターネットに対応しているだけです。
しかし、ユーザー自身でハードウェアへの対応(デスクトップ用、ネットブック用、専用機用、サーバー用)ドライバや必要なツールをインターネット上で準備されたリポジトリから追加ダウンロードできます。
2011年6月現在の最新版はバージョン3.7.1です。
ニュース
v3.7
データ破損保護と可運用性の強化がテーマ。サイズは引き続き小さく10.3MB。NTFS読み込みに加え拡張機能追加で書き込みも。インストールは最初に一回行うだけのため、install.gzにひとまとめにしスターターパックとして提供。NTFSにインストールすることもできる。無線を含むネットワーク接続用のスターターパックとしてnetwork.gzも。これらスターターパックを含む複数のブートイメージを収録したCDイメージとしてmulticore.isoを準備。
v3.6
USBとハードディスクドライブへインストールするためのGUIを追加。squashfs対応モジュールのアップデート。エラー対応、大容量ファイル対応、システム拡張のチェック・アップデートなどの強化。ユーザーインターフェース改善と、ab、appbrowser、appsaudit、cpanel、flrun、fluff、mousetool、tc-install、tce-load、壁紙にオプションを追加。
プロジェクトについて
目標は、CD-ROM、USBメモリ、ハードディスクから起動できるとても小さい持ち運びできるオペレーティングシステムを作成すること。非常に早く起動し、ユーザーの希望に応じてアプリケーションやハードウェア対応ができること。本体部分はメモリ上に展開され、追加の拡張部分はメモリでも、外部ストレージから仮想的にマウントするのでも、外部ストレージそのものにインストールすることもできること。
興味のあるユーザー、開発者にはぜひTiny Core Linuxを知ってもらいたい。フォーラム上でオープンな開発モデルを展開しています。コミュニティの参加と追加拡張機能の作成を積極的に支援します。だれでも好きなアプリケーションやハードウェア対応ドライバパッケージを作ることでこのプロジェクトに貢献できます。現在開発コアチームは8名で、フォーラムに参加しパッケージの作成を支援しています。
2008年1月 Robert Shingledecker