DELL LATITUDE C600でDebian Squeezeを使うときの設定(乱雑なメモ)
- さすがにdebootstrapは使用せず、インストーラーで基本とノート用だけ導入
- dhcpクライアントはudhcpc(TinyCoreLinuxのとき)ではなくdhclientだった
- aptitude updateはすぐには反映されず、何回か行った
- Xの設定ファイルがないとXが起動しない(ブログ )
- xorgをインストールしてからfluxboxをインストールしたらgnomeで立ち上がった。どうも逆にインストールしなければいけないらしい。とりあえずfluxboxへの切り替えは.xsessionrcの最後にexec startfluxbox
- .fluxbox/startupの最後にsetxkbmap -option terminate:ctrl_alt_bkspと書き込んでCTRL,ALT,BSのキーコンビネーションでのX停止を有効化
- .bashrcにxmodmap .xmodmaprcを記述。(.xmodmaprcは別途作成)コントロールキーとキャップスロックキーの交換のため。ただ、セッションマネージャーではなくstartxで起動しているため、ログイン時にはエラーが出る。また、X起動時のために上記.fluxbox/startupにgnome-terminalを追加してターミナルが起動するおかげでこのxmodmapが実行されている。
- 音が出なかったため、LinuxForumの書き込みに従って設定。gcc,makeのインストールも必要だった。(つまりは、ドライバのビルドが必要ということ)
- その他インストールしたもの
sudo apt-get install ttf-takao sudo apt-get install iceweasel
おかしいなぁ、Debian GNU/Linux lennyよりもメモリ消費量が格段に多い気がする。X起動直後で87MB、iceweasel起動で135MBに達する。
もういちどやってみた
- ラップトップと標準システムユーティリティでインストール。
- #export LANG=Cとするとメッセージが化けない。上記インストール直後の追加インストールはこの状態で。常にこれだとロケールが日本語にならないのでそれはそれで困る。
- パッケージの場所を修正。自分で/etc/apt/sources.listを編集してもよい。
#aptitude install netselect-apt debian-keyring #netselect-apt -s -n squeeze #less sources.list >> /etc/apt/sources.list #aptitude update
- よく使うのでsudoを入れる
#sudo aptitude install sudo #visudo でエディタを起動してからhogehoge ALL=(ALL)ALLと自分を追加。
- あとはaptitude installで xorg icewm scim-anthy iceweasel ttf-takao などを入れる。
- 無線ははじめから使えるが、wpa暗号関係の設定と、dhcpは起動スクリプトが必要。wpa_supplicant.confが作ってある(> wpa_passphrase MY_SSID MY_PASSWORD > wpa_supplicant.confとか)として
#!/bin/sh sudo wpa_supplicant -Dwext -iwlan0 -cwpa_supplicant.conf -B sudo dhclient -d wlan0
- 相変わらずXは一度では起動しない。きちんとxorg.confを作っておく必要がある。これをわすれるとctrl-alt-bsが効かないので困ったことになる。
- icewmの設定変更は、>cp /etc/X11/icewm ~/.icewm -aなどしてからいじる。これが全てではないので、適当に/usr/share/icewmから好きなものを追加で持ってくる。
- ただどいういうわけか、デスクトップ背景色とタスクバー時計背景色だけが反映されない。(~/.icewm/preferenceをいじってもだめ。これをいじればデスクトップに画像を張り付けることはできるのだが。)
- iceweasel上のflash再生は http://sites.google.com/site/hikichin2it/debian600-squeeze/flash-plugin-squeeze などを参考に。
- あとはお好みで、キャップスロックとコントロールキーの取替え>xmodmap ~/.xmodmaprc など。.xmodmaprcは
remove Lock = Caps_Lock remove Control = Control_L keysym Control_L = Caps_Lock keysym Caps_Lock = Control_L add Lock = Caps_Lock add Control = Control_L
でいいのだが、直接/etc/default/keyboardをいじる手もあり。その場合コンソールも反映される。
XKBOPTIONS="ctrl:swapcaps"
で。#dpkg-reconfigure keyboard-configurationをやらないと生成されないかな?
scim-anthyが入っているせいか、こんどは173MB。
さらに好みに合わない標準設定を変更
画面を広く
gbub2だが面倒なので直接/boot/grub/grub.cfgを編集し、起動パラメーターにvga=791を追加。コンソールでも1024x768x16が使えるようにする。
Xの強制終了ctrl-alt-bsの有効化
/etc/X11/xorg.confの修正
Section "ServerFlags" Option "DontZap" "off" EndSection
も、#dpkg-reconfigure keyboard-configurationもどういうわけかうまくいかない。
引き続き調査中。
画像ビューア
geeqieを入れてから気づいたが、すでにImageMagickが入っていた。いつの時点かは不明。icewmが引き連れてくる?
参考サイトなど(さらに雑多な個人メモ)
http://www.debian.org/doc/manuals/debian-reference/ch07.ja.html#_starting_x_session_with_gdm http://samidarehetima.blog9.fc2.com/blog-entry-108.html http://nyanpokorin.blog55.fc2.com/blog-entry-16.html # apt-get install scim-anthy # apt-get install chromium-browser chromium-browser-l10n # apt-get install ntp http://www.debian.org/doc/manuals/debian-reference/ch07.ja.html xorgと、fluxboxかjwm、rox-filer http://joewing.net/programs/jwm/config.shtml http://packages.debian.org/squeeze/xorg http://packages.debian.org/squeeze/rox-filer contrib non-free http://tochiii.blog119.fc2.com/blog-entry-100.html http://tochiii.blog119.fc2.com/blog-entry-101.html http://www.debian.org/releases/stable/i386/ http://www.debian.org/releases/stable/i386/apds03.html.ja
監視カメラに活用
これまではCeleron1.8MHz、メモリ256MBのWindowsXPマシンで監視カメラ運用をしていましたが、このLatitudeでもできるのではないかと思いチャレンジを。カメラそのものはUSB接続の古いWebカメラを流用。問題なく認識されるためそのまま使用。あとは画像変化を認識してキャプチャしてくれるソフトとしてmotionをインストール。(パッケージにあります)
>motion
と起動するだけで、/tmp/motion/にどんどん保存してくれます。
保存先はgoogleのpicasaに。アカウントを取得。操作のためgoogleclも入れます。ただしsqueezeのパッケージは0.9.9と古いので、googlecodeから最新の0.9.13のdebianパッケージのものをダウンロードし、
#dpkg -i google...
とインストール。"camera"(例)というアルバムも作っておく。
>google picasa
で起動しアクセスできることを確認。
あとはmotion.confをホームディレクトリにコピーして内容を一部修正。
on_picture_save googlecl post "camera" %f
また、swf関係はいらないのでコメントアウト。
さらにcronでテンポラリーフォルダの削除を。/etc/crond.hourlyに実行属性付きでスクリプトを作成。
#!/bin/sh if [ "$(ls -A /tmp/motion)" ] then rm /tmp/motion/*.jpg fi if [ "$(ps -e | grep google)" ] killall -s 9 google fi
こんな感じ。これで、一時間に一回、パソコン上の写真は消してくれます。(最後のは、プロセスが残ってしまいメモリが足りなくなるのでおまけです。アップロード中だと危険ですが)
また、時々は
>google picasa delete "camera" -q *.jpg --yes
を実行してpicasa上の写真データをパージします。
ついでにtelnetdを
#aptitude install telnetd >/etc/init.d/openbsd-inetd start
で監視カメラマシンに触らずにほかのマシンから>telnet 192.168.1.85とか出来るようにします。
サーバー変更
googleclでは条件によってログイン状態が解除されてしまうらしく、監視中のアップロードで再度idが求められることがあります。それでは役に立たないので作戦を変更し、サーバーを@pagesにしてみました。そこにNiconicoPHPのwebアルバムをインストールし、決められたディレクトリへアップロードするようにします。
アップロードには、面倒がないwput(Debianのパッケージにあります)を利用しました。今のところ安定運転中ですが、唯一不満なのは不要になった過去の監視カメラ映像をパージする機能がないことです。現在は時たまftpでログインしてからファイルを削除していますが、別の手を考える必要がありそうです。(削除スクリプトを仕込んでおいて、適宜それを外からたたけばいいかも。最近はperlをいじってないので使い方をほとんど忘れてしまったため、組み上げるのに時間がかかります。)