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阿衡の紛議

阿衡の紛議とは

宇多天皇と藤原基経の権力争い(主導権争い)の事件。直接解決の糸口になったかは不明であるが、菅原道真公はこれに関し藤原基経に書を出している。

宇多天皇が橘広相(たちばなひろみ、是善の門下生、紀伝道系の学者)に書かせた
「宜しく阿衡の任を以て卿の任となすべし」
を、藤原佐世(ふじわらすけよ、明経道系の学者)の入れ知恵により藤原基経が曲解し政務を放棄した事件。
その後経緯は不明であるが最終的には藤原基経は政務に復帰する。その復帰前後(前か後かは不明)に菅原道真から藤原基経に政務放棄を諌める書が出されている。書の日付が不明確なため、因果関係がはっきりしていない。
なお、菅原道真と藤原基経は敵対関係にあったわけではない。