トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

R40e(その2)

 WindowsXPからLinuxへ

2009年に中古で買って、主にパリで活躍していたThinkpad R40eですが、WindowsXPのサポート切れに伴い使うことが無くなっていました。せっかくなので今回これに軽量Linuxをインストールして復活させてみることにしました。入れてみたのはTinycoreLinux, PuppyLinux, KonaLinuxの三つです。ちなみに、本体メモリは512MB、ハードディスクは20GBに換装されています。

Konalinux

Konalinux blackをCD-ROMでクリーンインストール。スペック的にはKonaLinux無印でいいのだけど、光学ドライブがCDドライブのため。
インストールが終わったら、/etc/default/keyboardを編集し、

XKBOPTIONS="terminate:ctrl_alt_bksp, ctrl:nocaps"

というふうに後ろにctrl:nocapsを追加。
これでコントロールキーとキャップスロックキーが交換されます。

TinycoreLinux

次に以前使っていたTinycoreLinuxからカーネル、初期RAMファイルシステムイメージ、/tce/optionalの内容、/tceのcopy2fs.lstあたりをコピーしました。TinycoreLinuxについては慣れているせいもあり、コピーするだけでインストール作業はほぼ終わりです。

内蔵無線LANをWPAで使えるので、これまでWindowsXPで使っていたUSBの無線LANドングルをはずすことができ、USBポートがひとつ開くので便利です。hostapドライバで実現できます。

ただし、デフォルトで選択されてしまうorinoco, orinoco_pciをblacklistに入れる(ブートコードにblacklist=orinoco blacklist=orinoco_pciを追加すれば)必要があります。

PuppyLinux

さらにPuppyLinuxのCDでfrugal追加インストールです。無線LAN設定が保存されませんので、/etc/rc.d/rc.localに

sleep 10
./etc/rc.d/rc.network
sleep 5

を追加します。

そのあと

インストール作業については特段問題ありませんでしたが、悩んでいるのはgrub-mkconfigしても40customの内容が反映されないことです。そのため手動で/boot/grub/grub.cfgを手で書き換えてmenuentryを追加しました。

別のハードディスクを換装してLinux Mintをインストールし試用していたときは、インストールCDを起動する際のカーネルパラメーターに acpi=off を追加するのが必須でこれが無いと立ち上がりませんでしたが、今は逆にacpiがないとシャットダウンのときに電源が切れません。

画面が勝手に暗くなるよ?(TinycoreLinux, KonaLinux)

Xのスクリーンセーバーが動いてしまうので、

>xset s 0 0
>xset dpms 0 0 0

とセット。

音が出ないよ?(TinycoreLinux, KonaLinux)

TinycoreLinux, KonaLinuxとも初期状態で音が出ません。TinycoreLinuxでは

>alsactl init

で出るようになるので、.xsessionに追加。KonaLinuxのほうはまだ解決していません。両方ともsnd_ali5451を読み込んでいますし、PuppyLinuxはその同じドライバで音が出るのですが、なぜだろう?もちろん、ミュートは解除してあります。

USBからブートしたいな

PLOPを使えばいいので、ダウンロードして適当なところに(例えばハードディスク上の/boot/plpbt-5.0.14とかに)展開したら、grub.cfgに

menuentry 'PLOP' {
 set root='(hd0,msdos1)'
 linux16 /boot/plpbt-5.0.14/plpbt.bin
}

とエントリを加えればOK。

LinuxでDropbox


その他