Tiny Core Linuxのご紹介

イメージサイズ10MBなのにカーネル2.6でGUIを備える驚異のディストロTinyCoreLinux(TC)。創設者がDSLの実質上の開発リーダーだったRobert Shingledeckerさんなので、技術的にも期待できます。DistrowatchのShingledeckerさんのインタビューでは、系列的にはDebian、KNOPPIXベースでもDSLのフォークでもないとのことですが、使用してみるとよりシンプルなDamnSmallLinuxという感じす。まるでDebian->Knoppix->DSL->TCと進化してきたかのように思えてしまいます。つまり、Knoppixのハードウェア認識性の良さとDSLのコンパクトさを兼ね備えているみたいというわけです。もちろん、サイズがサイズなので、標準状態ではターミナル、いくつかの設定スクリプト、そしてパッケージ管理システム(とbusybox)しか装備されていません。作者もbzImageとtinycore.gzだけで起動し、あとはTCEやTCZを読み込んで使うfrugal installを推奨しています。

従来のインストール方法では必要なファイルがあちこちのディレクトリに散乱し、Shingledeckerさんいわく"scatter mode"(散らかしモード)になってしまうから、ということです。標準状態ではオンメモリでの動作のため、起動・動作も早く、WindowManagerはJWMが選定されています。現在はTCEとTCZとしてアプリケーションや拡張モジュールが提供されていますが、できればここらへんは自分で拡張していきたいところで、aptとコンパイル環境があれば、カーネル2.6なので使い勝手もよさそうですが。

Tiny Core LinuxのOperaで日本語表示

  【重要】下記バージョン1.3の方法では2011年5月現在のバージョン3.6はうまく動作しません。ブログウィキのほうを参考にしてください(2011.5.7,2011.11.24)

というわけで、とりあえず起動からブラウザでの日本語表示までをたどって見ましょう。

まずは本家のサイトに行き、ダウンロードのリンクをクリック。

さらにReleasesのリンクへ。

4月12日現在の最新は1.3rc3ですね。このisoファイルをダウンロードします。

これはCDイメージファイルですので、お手持ちのソフトでCD-Rに焼きましょう。たった10MBなのでもったいないと思えば、CD-RWに焼くという手もあります。ダイソーに行くと50MB弱の容量の名刺サイズのCD-Rも売っています。

CD-Rが完成したらパソコンに入れ、CDから起動するようにBIOSを設定し、電源を入れます。するとかなり早く起動が完了するはずです。

なんとも殺風景なデスクトップですね。上にはタスクバーのようなもの、下にはランチャーのようなものが並んでいます。デスクトップ上で右クリックすればメニューが出ます。

今はアプリケーションを追加導入しますので、下のAppsというアイコンをクリックします。appbrowserが立ち上がります。

メニューからConnect->TCZと選びます。
ただし、ネットワークが接続されている必要があります。Network Interface Cardがあり、DHCPサーバーがあることが条件です。

opera.tczを探してクリックし、右側に説明が表示されたら左下のInstall Selectedボタンを押します。

しばらく待てば、opera.tcz installed successfully!と出ます。

同様に、fontconfig.tczlもインストールします。

先ほどインストールしたOperaが下のwbarに登録されているはずなので、クリックして起動してみます。
でもフォントが入っていないので、日本語が表示されません。

上のサイトはIPAフォントが配布されているサイトです。

文字化けしているのでわかりませんなが、下まで下げると「同意」ボタンがあるので、別の日本語が表示されるパソコンで条件を確認しておいてから、この「同意」ボタンを押します。

すると、フォントへのリンクが出ますので、ダウンロードします。

Saveを押すと、

/home/tcのディレクトリに保存されます。

Operaは一度終了し、wbarの左端、Atermを起動します。
ls
とタイプすると、確かにフォントファイルがあることがわかります。

先ほどのターミナル上でフォントを展開し、ディレクトリ名を.fontsに変更します。
unzip IPAfont00203.zip
mv IPAfont00203 .fonts
この.fontsファイルはシステムがフォントデータの場所として認識されている場所です。

もう一度Operaを起動すると、今度は日本語表示されました。完成です。


本家のフォーラムを見ていたら、インド系文字を表示する話題が出ていました。

そこでそれをまねして、AppsBrowserからfontconfigをインストールし、IPAフォントをダウンロードして、RAMの容量は限られているのでハードディスクに展開・保存した上で/home/tc/.fontsフォルダに各フォントのシンボリックリンクを置き、fc-cacheコマンドしたところOperaで日本語表示できるようになりました。(fc-cacheは不要だったかもしれません。)上記はその経験を基にしています。


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